寺院概要
名前 宗教法人 觀昌寺 (かんしょうじ)
.正式な字は ”觀昌寺” ですが、簡易な”観昌寺”を当サイトでは使うようにしています。
事務所 愛知県北名古屋市九之坪庚申前25番地
くのつぼこうしんまうえ25ばんち
TEL 0568-48-6515
法人成立年月日 昭和29年6月29日
天正2年(1574年)創建 海翁珍公の開基
代表役員 丹羽宏明
宗派 曹洞宗(そうとうしゅう)
本山 福井県の永平寺と神奈川県の總持寺
本寺 北名古屋市九之坪 平田寺
本尊 十一面観音(じゅういちめんかんのん)
当山鎮護 烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)
明王殿には、お大師様もお祀りしてあります。西春二十一大師 19番 札所 現在閉所。 尾張近四国八十八ヶ所 69番 札所 現在閉所。
境内地 約1,930m2(580坪)
取引銀行 西春日井農協、三菱東京UFJ銀行(株)西春支店、ゆうちょ銀行
観昌寺縁起 History
観昌寺縁起 History
張州府志*1
『 在同村。曹洞宗。屬同村平田寺。』
(同村ニ在リ。曹洞宗。同村平田寺ニ属ス。)
尾張徇行記*2
『府志曰、在九ノ坪村、曹洞宗、屬同村平田寺○覚書ニ寺内年貢地○当寺書上ニ境内五畝歩村除、此寺海翁珍公トイヘル僧天正二甲戌年創建ス、寛政元酉年法地再興アリ、号花厳山』
(府志曰、九之坪村ニ在リ。曹洞宗。同村平田寺に属す。 覚書に寺内年貢地。当寺書上に境内五畝歩村除、 此の寺海翁珍公といへる僧天正二甲戌年創建す、 寛政元酉年法地再興あり、号花厳山。)
*1『張州府志』とは尾張で初めての官撰地誌で、以降の地誌に影響を与えた。元禄年間(1688-1704)に編集、宝暦2年(1752)完成。張州府志巻第十三 春日井郡。同村とは、九之坪村を指す。
*2 尾張徇行記(おわりじゅんこうき)は、文政5年(1822)完成。尾張八郡の村々の沿革、現状を記した地誌である(尾張八郡:愛知郡、知多郡、春日井郡、丹羽郡、葉栗郡、中島郡、海東郡、海西郡)。“天正二甲戌年”とは 1574年。 “寛政元酉年”とは 江戸時代。1789年。境内五畝(ごせ)とは、約500m2(約5アール)のこと。 “号” とは 山号のことである。徇行記では、山号が花厳山であると 記述されているが、現在は華厳山の文字を使用。
住職プロフィール
住職紹介・プロフィール
丹羽宏明
住職 代表役員
2006年10月 縁あって、当寺に入寺し、皆様のお手伝いをさせていただくことになりました。
小さな事から、こつこつと実行に移していきたいと思います。笑顔・元気が、皆様に広まりますように。 よろしく、お願いします。
1967年 愛知県碧南市で生まれる
碧南市立大浜小学校
碧南市立南中学校
愛知県立岡崎高等学校
慶應義塾大学理工学部機械工学科
慶應義塾大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程卒業
1992年4月~2004年12月 川崎重工業株式会社 航空宇宙カンパニー 岐阜工場
2005年2月~2006年2月 曹洞宗 大本山總持寺祖院専門僧堂にて修行(石川県)
2006年10月 観昌寺入寺式
2017年10月 緋衣(ひえ)被着の許可をいただく
2017年11月 晋山式
地域の皆様から拝命いたしました委員
2008年より 西枇杷島少年補導委員
2008年より 北名古屋市青少年育成会議会員
2013年より 愛知県少年指導委員
2017年より 白木中学校運営協議会委員
2017年より 沖村交番連絡協議会委員
年譜
天正2年(1574年)創建 海翁珍公の開基
天正9年(1581年)平田寺四代中山元甫大和尚草創開山
安永7年(1778年)法地中興開基 百川鐵城和尚 入寺し規模を整える
天保5年(1834年)六世 大應眠牛大和尚入山 山門新設、諸堂改修
明治22年(1889年)本堂焼失。
明治24年(1891年)10月28日 濃尾震災被災。稲荷堂震倒(現存せず)
明治29年(1896年)本堂再建。十世 中興鐵城法船大和尚代
大正12年(1923年)明王殿改造。開山堂新築。
昭和9年(1934年)庫院改築
昭和37年(1962年)本堂補強工事等を実施。
昭和44年(1969年)本堂壁及び庫裏壁塗り替え。山門補修。
平成18年(2006年)庫院新築
平成23年(2011年)永代供養合同墓新設
平成28年(2016年)山門修理。境内外塀をフェンスに改修。
関連事項略年譜
- 養老2年(718年)頃? 九之坪の地名が誕生 班田収授の法による条里制の坪名をそのまま村の名前としたと考えられています。
- 建長4年(1253年)曹洞宗 大本山永平寺 御開山 道元禅師、54歳で生涯をおえる。
- 正中2年(1325年)曹洞宗 大本山總持寺 御開山 瑩山禅師、62歳で生涯をおえる。
- 弘治元年(1555年)梁田弥次右衛門政綱(やなだやじえもんまさつな)が九之坪城主となる。観昌寺から九之坪城址まで約500m。
- 永禄3年(1560年)桶狭間の戦い 九之坪城主 大武勲を立てる。
- 天正7年(1579年)梁田政綱 討ち死
- 慶長15年(1610年)「清須越(きよすごし)」清須の城下町(城、社寺、町屋、町名)を7キロ先の名古屋へ。観昌寺から清洲城まで5キロ、名古屋城まで8キロ。
- 明治22年(1889年)大日本帝国憲法公布。憲法で信教の自由が明文化される。
大日本国帝国憲法 第28条 日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス
- 明治24年(1891年)濃尾地震 マグニチュード8.0
- 明治39年(1906年)3村(九之坪村、上十箇村、下十箇村)合併し 西春村が誕生。
- 大正元年(1912年)名古屋電気鉄道(現名古屋鉄道)が九之坪地区に敷設。
- 昭和19年(1944年)名古屋市則武国民学校の児童が当村へ疎開。観昌寺にも分宿。
- 昭和20年(1945年)名古屋大空襲 農村である西春村でも戦災の厄(居宅2棟が全焼、1棟が一部焼失)。
- 昭和21年(1946年)日本国憲法公布。信教の自由について明文化。
日本国憲法 (信教の自由)
第二十条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
昭和26年(1951年)宗教法人法制定。
昭和38年(1963年)町制執行により西春町が誕生。
平成18年(2006年)3月 師勝町と西春町が合併し、北名古屋市が誕生
年間行持
- 「新春大般若祈祷会」だいはんにゃきとうえ 1月3日
一年の無事を祈祷いたしす。
- 「花まつり」3月末ごろ
お釈迦様誕生のお祝い。甘茶をお分けいたします。
- 「ちびっこ相撲とちゃんこ」6月末か7月最初ごろ
平成25年(2013年)大相撲名古屋場所式秀部屋宿舎開始
- 「夜間施食会」やかんせじきえ 8月1日~6日午後8時
毎夜、ご先祖様へお参りをいたします。
- 「大施食会」だいせじきえ 8月3日午前8・9・10時
- 「墓施食会」はかせじきえ8月13日午後7時菰口は午後6時半
ご先祖様をお迎えするため、墓地にて法要をいたします。
- 「精霊送り」しょうりょうおくり8月15日午後8時九之坪地区公会堂
地区の当番住職が、法要を行います。
- 「ウスサマ明王様大祭(提灯祭り)」8月28日午後7時
トイレの神様として、また、妊娠や安産成就、婦人科系疾患に霊験あらたかと伝えられる当寺のウスサマ明王様のお祭り。
- 「御開山忌(道元さん)並びに総会」秋分の日(9月22日または23日)